父は数年前から肺を患い、酸素ボンベの生活をしなくてはならないところだったのだが、新薬で救われた。
それまでは咳が止まらず、好きなカラオケも歌えるような状態ではなく哀れだった。
新薬を服用しだしてから、咳はすぐに止まり、食欲もう旺盛(これは副作用だったらしい)、これと言って差し障る症状もなく元気そうにしていた。

陽の光に当たるといけないと言われ、日中は外出せず、運動不足解消のために夕方陽が沈んでからウォーキングをしていたようだ。
私が帰宅してきてから1度もウォーキングに行っていなかった父。
父と一緒に温泉に行くことになっていたので、温泉に入る前に隣にある大型ショッピングセンター内をちょっと歩けばいいということになり、父がウォーキングをしている間、私はちょっとウィンドーショッピングでも。。と思っていたら、母からストップがかかった。

以前父のウォーキングに連れて行った母が待ち合せをしたら、ショッピングセンター内で父が迷ってしまったらしく、呼び出しを掛けてようやく見つけたとのこと。
大きなショッピングセンターはいったんお店に入ってしまうと、出口も沢山あるし迷ってしまうというのもわからないではない。。
結局私が付き添い一緒にウォーキング。
歩みも極端に遅くなってしまった父。

温泉施設に行き、お風呂から出たら待合室にいるように言って別れた。
以前温泉施設で父が眼鏡を忘れてきて大変だったと母から言われたので、父の眼鏡は私が預かった。

30分ほどして出てきたらまだいなかった。
それから10分待ち、心配になって従業員の人に男湯を見てもらいにいったら、髪を乾かしているとのこと。
20分後の18時に約束があった私はジリジリしながら待ち、15分後に待ちかねてもう1度従業員さんに見てきてもらう。
すでに身支度を終えたところとのこと。そのまま出てきてはくれたものの、1時間もの間お風呂にいるなんて考えられない。。
髪を乾かすのでも5分もあれば十分なはず。。
本人に聞いたら、すっかり様子が変わっていて。。と言っていた。
変わっていたと言っても、困るようなことがあるだろうか?
しいて言えばロッカーくらい???ドライヤー???

母に言わせると、新薬を使いだしてからというもの、もの覚えが悪くなり、一種の軽い認知症のようになってしまっているようだとのこと。医師にも言ったらしいのだが、薬はやめるわけにはいかないので、そのまま続けるしかないと言われたそうだ。

風邪を引いたらいけないとのことで、水墨画を教えていた父は教室も今年いっぱいにするという。
これからすっかり隠居生活になってしまう父。
数年前から日記はしっかりつけているが、体をしっかり動かして頭も働かせてほしいものだ。

絵を描くことは大好きなので、暇そうにしている父に、真っ白でなにも描かれていない内輪を2枚買ってきた。
”イタリア人の友人にお土産にしたいから何か描いて”といって描いてもらうことにした。

IMG_1213.jpg

来月で81歳になる父の作品。
いつまでも元気で長生きしてほしい。

行き詰まると。。

今まで生きてきて、幸いなことにあまり思い悩むということはなかった。
でも歌のテクニックに関しては時々起こる。

コンサートを数日後に控えていて、どうしても上手くいかない箇所とか。。
それもここ一番の見せ場。
たとえばVerdiのオペラ”トロヴァトーレ”の中からレオノーラのアリア”D'amor sull'ali rosee”。
このアリアの最終音は2点ラなのだがPPのロングトーンで終わらなければならない。
それが途中で詰まってしまう、喉にきてしまう。。

”観客がいる以上、見苦しい歌を聞かせるわけにはいかない”

と毎日悶々としながら練習に励んでいると、直前になってから(それもその時は2日前だった)
ふっと頭に浮かんでくる、あるテクニック。。

こうやって何度も何度も助けられてきた。

今まで勉強してきたことで忘れていた部分を、どこからか引っ張り出して思い出したこともある。
でもこのふっとしたアイディアというのはどこから来るんだろう。。
誰かに導かれているのかな?

chsgiorgiovelabro03.jpg

(4月26日17時より、このS.Giorgio di Velabro教会で歌います。ローマ在住の方はどうぞいらしてください)

ローマの演奏会まで1週間を切った。
人前で歌うのは久しぶり。
今回はドイツ歌曲コンサートなので、オペラのアリアのような難しい点というのはないが。。
ちょっといまいち。。体を使っているのだが、耐久性が悪くなってる(年か。。)
全部余裕を持って歌えるかどうか、心配。。
ミニコンサートだから時間的には短いのだが、最後まできっちり歌いたい。
もっと効率的に体力を使うアイディアが出てくるかな^^;
(これは冗談)

ここのところ毎日の練習で落ち着いてきたものの、昨日の練習では声枯れしてしまった。
変なところでガンガン歌いすぎたのだ。
もっと慎重にすればよかったと反省。

また最近日中23度ほどの初夏のような気温でとても暑かったが、今日は打って変わって雨模様。
気温の差というのも風邪を引かないかと心配。
喉と体調の心配もコンサート前ということで、とても気を遣う。
どうか、無事に終わりますように。。


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若い頃から声楽の勉強をしてきて、イタリアへ行って勉強したい!と常に思っていました。
その思いはとても強くて夢に出てくるほど(イタリア行きの飛行機に乗っている夢とか地中海性気候の穏やかな海岸をドライブしている夢とか)。。

ある知り合いのプランで2週間のイタリア旅行が叶いました。
それも世界的に有名なメゾソプラノ、フィオレンツァ・コッソットのレッスン旅行でした。
費用はそれなりに高かったので諦めていましたが、私が長年熱心に勉強しているのを知っている両親が快く費用を負担してくれたんです。
初めての海外旅行、それも憧れのイタリア!ということで2週間は夢のように過ぎ去り、もう日本へ帰国したくなかった^^;
その後もイタリア熱は更に加速し、ロッシーニ生誕200年記念国際声楽コンクールに入賞したのをきっかけに、幸運にもリクルートのオペラ歌手育成部の奨学金を得て留学できることになったのでした。

ここまでは本当に夢のようでトントン拍子に進んでましたね。

まだ学生の頃、
”経済的に苦労しないで勉強を続けられたらな~”とか
”イタリアと日本を行ったり来たりしながら仕事ができたらなぁ~”
などと思っていました。
若い頃の夢ですね。

現在どうかというと、声楽のテクニックを自分なりに確立した今、レッスンに通う必要はなくなりました。
(個人レッスン代はとても高く、1時間6000円~10000円します)
経済的には。。。ぎりぎりでしょうか。。
あまり欲がないので、滅多に物を買わないでいいんですが、思わぬ出費がでると困ります。
パルマに住まいがある以上、日本と行ききするというのは叶っていますが、欲を言えばプラス仕事ですね。

それにここ5年ほどはCDを出すのが夢だったのですが、音楽学校の企画で念願のCDを出すこともできました。

ローマからパルマへ戻ってきて、憔悴しきっていた時期、パルマの住まいを処分して帰国しようと思っていました。今もその考えはあるんですが、若かった頃の夢が全部叶っていたんだなぁ。。と思うと何だか感慨深いものがあります。

皆さんの夢は叶っているでしょうか?
どうか、夢を諦めないでもらいたい。ずっと思っていれば叶うと思うんですよ^^

今の夢は?
仕事をしながら行き来するですね!


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死に際

おばが亡くなった。
去年の春、子宮ガンが発覚し、気づいた頃には腹水が溜まっていた。
手術して抗がん剤治療。

おばがいると周りがパッと明るくなる、太陽のような人だった。
「Yちゃん」というちょっと甘ったるい鼻にかかった声を今でも鮮明に思い出す。

去年里帰りした時見舞いに行ったら、(多分)65kgくらいあった体重が50kgくらいになってた。
おばさんは相変わらず痩せて皺になった笑顔を向けてくれて、
”Yちゃん、移植して元気になれて、本当によかったねぇ”と言ってくれた。
お互いに体を労わって頑張ろうね、と言っていた去年の秋。

おばは去年の時点で、もう死ぬ覚悟をしていたらしい。
古希のお祝いに父が写真を撮ったのだが、おばは”葬式の為の写真が1枚もないわぁ。私も撮っておこうかしら”
と言っていて、先月2度目の腹水が溜まって入院した時も、覚悟はしていたらしい。

最後の最後まで平常心でいたおば。
私だったらできるだろうか。。
死を前にして、怖くなって泣き叫ぶかもしれない。

死に際には満足して死にたい。
ああ、いい人生だった、と。

いつも明るかったおば。
彼女の人生はとても幸せであったのだと確信する。


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どんな望みでも叶うとしたら。。

お誕生日です。

神様に”1つだけならどんなことでも叶えてあげる”って言われたら何をお願いするかなぁ。。。
と漠然と考えていた。

いろいろ思い浮かぶけど、やはり”一生幸せに生きる”ことかな。

レナートと一生一緒にいたいけど、叶わないかもしれない。
別の病気になってしまうかもしれない。
病気にはならなくても仕事が思うようにいかないかもしれない。
健康で仕事に恵まれていても、伴侶に恵まれないかもしれない。

いろんな苦しみがこの世の中にはあって、きりがないだろう。
恵まれない環境にいても精神が豊かで幸せを感じられるのであれば、それだけで幸せだと思う。
小さなことでも感謝できる、そんな人になりたい。


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プロフィール

Yさん

Author:Yさん
イタリアへ留学して15年。月日の経つのは早いものです。
留学して6年目に腎不全になり、翌年から透析開始。
それから8年待って、ようやく献体腎臓移植をすることができました。
腎不全、透析、移植について、また音楽、イタリアについても書いていきたいと思います。

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