献体腎臓移植1回目

体重67.8kg 体温36.5度 血圧124/70 飲水量2200ml 尿量2380ml

2000年4月4日に透析を開始して、4年間は帰国しなかった。
移植をしてから帰国しようと思っていたのだ。

ほぼ一年後の2001年5月2日に初めて移植の声がかかった。
”こんなに早く呼ばれるなんて。。。”とちょっと動揺したが、すぐに承諾して病院へ。

いつもの透析室で透析を3時間して、そのまま入院。
2度の採血、剃毛、浣腸、抗生物質の点滴を2本、朝4時に何か苦い薬を飲まされた。
手術は翌日の7時半の予定。

朝早くトリノ在住という40歳代の女性がやってきた。パルマまで電車でも3時間はかかる。
ずいぶん早起きして車で来たのだろう。彼女は8年間移植を待っていたそうだ。
主人と、ミラノ在住の友人Hさんも駆けつけてくれた。
でも待てども待てども迎えに来ない。。。
昨日の夜から絶食だったので、お腹が空いてしかたなかった。
11時半まで待っても迎えが来ないので、主人とHさんには一旦家で待機してもらうことにした。

それからすぐに1人の医師がやってきて、
「残念ながら、最終検査で今回のドナーの腎臓は移植に向かないことがわかった」
と告げられ、2人とも帰された。
私は移植がだめになったと言われても、むしろぎりぎりでも移植に向かないことが分かってよかったと思った。移植をしてしまってから、問題が起きたらそれこそ大変だ。
(後から知った話だが、私たちの少し前に移植した人で、腎臓の状態が悪くなり、取り出さざるえなくなったそうだ。きっと病院側も慎重になっていたのだろう)

まだ透析を始めて1年1ヶ月だったから、まだ余裕があったのかもしれない。
でも8年待った彼女の心中を考えると穏やかではいられなかった。

今、私も彼女と同じ8年目にやっと移植ができて、ふっと彼女のことを思い出した。
彼女は移植できたのだろうか。。。

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はじめまして

検索していたらたどり着いたので見させていただきました。
私は日本の大学生で現在ヴェネツィアに留学しているのですが、父が腎不全で20年以上前に移植をしたのですが、今はまた透析に戻っています。
こちらに来て1か月なのですがすごくこの環境が気に行ったのでなんとか父を連れてきてあげたいなと思っています。
もちろんいろいろなリスクはあるのはわかってるのですがほんの少しでも叶う可能性があったらなと思っています。
まだ全部読んでないのですが色々と参考にさせていただきたいと思います。腎臓関係・イタリア関係どちらもなのでこのブログを見つけられたのが大変嬉しいです。

angiさんへ

はじめましてangiさん!

お父様が透析をされているのですね。

私が留学中に透析になって日本へ帰国しなかったのも、移植の可能性が高いイタリアにいたかったためです。

8年間の間に3度移植に呼ばれています。
はっきりとした確証はありませんが、ヨーロッパ内でスペインに継いで2番目に移植が多い国なのだそうです。

>腎臓関係・イタリア関係どちらもなのでこのブログを見つけられたのが大変嬉しいです。

ありがとうございます。
今までの私の経験を書いているだけですが、参考になることがあれば幸いです。
イタリアでのこと、イタリアでの透析のこと、移植のこと、私の分かる範囲でお手伝いできたら嬉しく思います。
プロフィール

Yさん

Author:Yさん
イタリアへ留学して15年。月日の経つのは早いものです。
留学して6年目に腎不全になり、翌年から透析開始。
それから8年待って、ようやく献体腎臓移植をすることができました。
腎不全、透析、移植について、また音楽、イタリアについても書いていきたいと思います。

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