前代未聞のサンレモ音楽祭

先週4日間に渡って第60回、”サンレモ音楽祭”が開かれました。
この音楽祭は毎年開かれるのですが、特徴として未発表の曲で競い合うものです。
歌手の選択は分かりませんが、毎年少々のベテラン歌手に混じって、それこそまだ知られていない歌手達も出演するわけで、イタリア歌謡界への登竜門という感じでしょうか。
曲、歌唱力において評価されるんですが、イタリア中の国民がまだ耳にしたことのない曲を聴き、電話投票できるんですね。
何だかワクワクするではないですか!

サンレモ音楽祭舞台

毎日21時から夜中の1時近くまで。。
あまり夜更かしに慣れていない私は、2日目までは途中で眠ってしまい全曲は聴けませんでしたが、セミフィナーレ、フィナーレはバッチリ聴かせてもらいました。

出演者の中には旧サヴォイア王国の王子も。
サヴォイア王国は15世紀イタリア北西部、更にサルデーニャを支配していましたが、第二次世界大戦時ドイツ軍の攻めに国王は国民を捨てて海外逃亡。
戦後イタリアへ戻ってきて王政を復活させようとしたようですが、国民投票の結果敗北。イタリア追放となりました。
2003年に追放が解かれてからも2007年には前王がイタリアに対して、サヴォイア王国の財産であっただろう2億5千万ユーロを要求と何かしらイタリア人の反感をかっていました。
その息子、Emanuele Filiberto 、国民からはプリンチペ(王子)と呼ばれていますが、最近TVによく顔を出すようになり、踊りのコンクールで優勝したと思ったら、今度はプリンチペ直々作詞したという”Italia amore mio”(私の愛するイタリア)という曲でサンレモ参加です。

勿論プリンチペは歌手などではないので、応援として歌手活動40年を超えるPupo、それにオペラ歌手テノールLuca Canoniciでのトリオ。

principe
左からPupo、プリンチペ、テノール歌手。

舞台に出ただけで、会場からはブーイングの嵐。
”イタリアを捨てて逃げたのに、私の愛するイタリアなんて歌うか!”
という感じでしょうか。。

古いスタイルの曲だなぁ。。という印象は持ちましたが、曲自体は悪くはないし、テノールは素晴らしい美声でうっとりとするほどでしたが、プリンチペがいけない。。。
それに愛国心を歌う曲。
私のイタリア人の友達は、”これは政治の歌だ。こんなのはサンレモに参加するべきじゃない”と言っておりました。
というのもプリンチペ、Pupoともに右寄り。(イタリアの政治は左右に分かれていて、左が共和党、右が自由党)
イタリア人はとても愛国心の強い人種だけど、自由党の宣伝の為に出てきたとしか思えない。。と。

1日目の審査は会場審査。
見事に落とされました。
3組が落とされて、そのうちScanuが歌った曲も何とも退屈なもので、、1曲は聴いていませんでしたが、予想どおり2曲は落とされてしまったわけです。
私の感覚もまだまだ捨てたものではないなと嬉しく思ったのですが、、、

まだまだ書きたいことはありますが、このへんで。


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サンレモ

私はサンレモの音楽祭を知ってますよ! 日本にいた時から!!
何曲かこの音楽祭に参加した歌をもっています。
Pupoは、随分昔日本へ来日した事がありますが、ご存知だったでしょうか? でも40年歴とはベテランなんですね。
そうなんですか・・・元貴族の息子が音楽祭に参加したのですね。
私はイタリア語は分からないのですが、でも彼は自分はイタリア人だという誇りを持っているんではないのでしょうか。逃げたのは親の方であって、彼自身はそうでなかったのかもしれませんし・・・詳しい事は分かりませんが。
私もその落とされた曲を聞いてみたいなぁっと思います。
でも、歌は色々な場面を台にして作られるのではないのかしら??

もあさんへ

もあさん、こんにちは☆
サンレモ音楽祭は日本でも有名だったのですか。
それにPupoも来日していたとは!
全く知りませんでした。。

プリンチペ自体云々。。は勿論関係はありません。まだ生まれてもいなかったし。
でもその後サヴォイア家スキャンダルはいろいろありましたし、視聴者率50%の番組で”愛国心”を歌ったというので反感を買ったのだと思います。

記事はまだ続きますが、曲が聴けるようだったらそのうちにアップしますね。
プロフィール

Yさん

Author:Yさん
イタリアへ留学して15年。月日の経つのは早いものです。
留学して6年目に腎不全になり、翌年から透析開始。
それから8年待って、ようやく献体腎臓移植をすることができました。
腎不全、透析、移植について、また音楽、イタリアについても書いていきたいと思います。

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