死に際

おばが亡くなった。
去年の春、子宮ガンが発覚し、気づいた頃には腹水が溜まっていた。
手術して抗がん剤治療。

おばがいると周りがパッと明るくなる、太陽のような人だった。
「Yちゃん」というちょっと甘ったるい鼻にかかった声を今でも鮮明に思い出す。

去年里帰りした時見舞いに行ったら、(多分)65kgくらいあった体重が50kgくらいになってた。
おばさんは相変わらず痩せて皺になった笑顔を向けてくれて、
”Yちゃん、移植して元気になれて、本当によかったねぇ”と言ってくれた。
お互いに体を労わって頑張ろうね、と言っていた去年の秋。

おばは去年の時点で、もう死ぬ覚悟をしていたらしい。
古希のお祝いに父が写真を撮ったのだが、おばは”葬式の為の写真が1枚もないわぁ。私も撮っておこうかしら”
と言っていて、先月2度目の腹水が溜まって入院した時も、覚悟はしていたらしい。

最後の最後まで平常心でいたおば。
私だったらできるだろうか。。
死を前にして、怖くなって泣き叫ぶかもしれない。

死に際には満足して死にたい。
ああ、いい人生だった、と。

いつも明るかったおば。
彼女の人生はとても幸せであったのだと確信する。


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悲報

が続く昨今です。
いたたまれません。。。
Yさんのおばさま、お若かったんでしょう?

ご冥福をお祈り申し上げます。

イタリアのおばちゃんへ

62歳でした。
日本の平均寿命からすれば(女性82歳でしたっけ?)若過ぎる死ですよね。

病気になる前はポッチャリしていて肌にも張りがあったので、50歳くらいにしか見えませんでした。
娘2人を嫁がせ、孫が生まれ、これから夫婦2人のんびりとした生活が送れる、2人で旅行にも行きたいと言っていた矢先でした。
とても寂しいです。
プロフィール

Yさん

Author:Yさん
イタリアへ留学して15年。月日の経つのは早いものです。
留学して6年目に腎不全になり、翌年から透析開始。
それから8年待って、ようやく献体腎臓移植をすることができました。
腎不全、透析、移植について、また音楽、イタリアについても書いていきたいと思います。

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